
鉄のフライパンに食材がくっついてイライラする!
本日はそんなアナタに、鉄のフライパンでも食材がくっつかない方法について解説します。
googleに「鉄フライパン」と入力してると、上位に「くっつく」が表示されるんですよね。
ということで、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
ですがご心配なく。結論としては
正しい使い方とメンテナンすればくっつきません。
私はかれこれ鉄フライパンを5年以上使っていますが、今では食材がくっつくことはありません。
でも、正直に言います。
鉄フライパン購入当初はくっつきまくって…毎回イライラしてました(笑)
つまり、正しい使い方をマスターすれば無問題ということです。
鉄フライパンは蓄熱性が高く、高熱で焼く・炒める料理に適しています。
メイラード反応を得るためのチートアイテムでもあります。
本記事が料理の幅が広がるきっかけとなれば嬉しいです。

フライパンに食材がくっつく原因と正しい使い方
さっそくですがフライパンに食材がくっつく原因を解説していきます。
結論としては、以下3つの要因が考えられます。
使い始めの空焼きをしっかりやる
まず、鉄フライパンを購入して使い始めるには空焼きが必要です。
新品のフライパンには錆止めのコーティングがされています。
コイツを焼き切るイメージですね。
この際、ガスコンロの最強火でガンガン熱する必要があります。
多少匂いますのでしっかり換気しましょう。
うまく空焼きができるとフライパンの表面に酸化被膜が形成され少し青っぽくなります。
これが次の油を馴染ませる工程で重要なポイントとなります。
ちなみに、先日中華鍋を買った際に空焼きしましたがコンロでは火力が足りなかったので…
ガスバーナーでおもいっきり熱したところうまく空焼きができました。
油をなじませる
空焼きが終わりフライパンの表面に酸化被膜が形成できたら油をなじませます。
酸化被膜には無数の小さい穴がありここに油が入り込むことで、食材がくっつくことを防げるのです。
また、多めの油を入れて全体に行きわたらせるのですが一緒に捨てる予定のクズ野菜を炒めると更に油がなじみやすいようです。
ちなみに既にお使いのフライパンでも同じ作業でくっつかなくなりますよ。
料理の前に油返しをする
煙が出るくらいまでフライパンを温め弱火にした後、多めの油をフライパンに入れてなじませます。
余った油はオイルポットにもどしましょう。
理想のやり方は中華料理がお手本だと思っています。
私のお気に入り「中華一筋」の動画3:03〜をご覧ください。
ただ、家庭ではお玉1〜2杯分をふんだんに使った油返しは無理ゲーですので(笑)
家庭料理であれば大さじ2~3程度でOKです。
フライパンが育ってくると(油になじんでくると)さっと油を引くだけでも十分な気がします。
食材によっては油が少ないとくっつく場合がありますので、経験を積んで微調整しましょう。
フライパンの温度に注意する
油返しをしたフライパンは温度が下がってます。
食材を焼く・炒める際の適温約180℃まで予熱しましょう。
適温になるとフライパン表面の油が波立ちます。
煙が出るか出ないかぐらいのイメージです。
洗剤を使わず洗い、空焼きしてから保管する
洗剤は油を落とします。
良かれと思って皿と一緒に洗うと空焼き~油を馴染ませた作業がチャラになるので要注意です。
ポイントは、調理後フライパンが熱いうちにたわしでさっと水洗いすることです。
衛生的に気になる方もいるかと思いますが全く心配はいりません。
洗った後は煙が出るくらいまで空焼きしますので細菌などは死んでしまいます。
そのあと軽く油を馴染ませ保管しましょう。
まとめ
本日は鉄のフライパンで食材がくっつかない、正しい使い方について解説しました。
少し手間のように思えますが、これで「炒める・焼く」料理が楽しく・美味しくなるはずです。
めんどくさいと思うか、楽しいと思うかは、あなた次第(笑)
やってらんねー!って方はテフロン加工のフライパンを使ってください。
また、テフロン加工のフライパンはコーティングが剥がれると買い替えですが、鉄フライパンは長く使うことができます。
最後に個人的に色々調べてみて、評価の高い鉄フライパンを、3つだけ紹介して終わります。
見た目もおしゃれで奥様にもウケそうな「リバーライト 極」(厚さ3.2mm)
無骨でプロ仕様っぽい「デバイヤー」(厚さ3.0mm)
コスパの高い「遠藤商事 業務用」(厚さ2.3mm)
※いずれも鉄板の厚さを書きましたが、板厚のある方がその分蓄熱性が高いと考えられます
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